企業再生レポート
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2009年08月31日

企業再生とは何か?その2

では、中小企業の再生とは、如何なるものなのでしょうか?


これは、前回の記述で申し上げたように、「法の番人である弁護士や、公認会計士に相談し再生スキームを考えた場合、彼らは債権者と債務者に不公平が無いように完全に中立な立場で物事を考え進めます」


つまり、大企業も中小企業も零細家業もまったく違いが無いということなのです。

そして、再生に関しての優先順位は、

1、債権者への極大返済(今、破産するよりも再生させて複数年で返済させた方が回収が多い)

2、雇用を守れるので地域経済に与える悪影響を最小限にできる。

3、再生させれば、取引先との継続が可能となり連鎖倒産等を防げるので、地域経済に与える悪影響を最小限にできる。

4、その会社とその会社の製品やサービスが、無くなるとその地域にとって大きな損失となる。

5、経営責任として経営者が責任をとれる。(経営者更迭、私財提供等債権者の意見しだい)

再生に関する優先順位とは、大体このようなものです。


この中に経営者や、経営者親族のことは、微塵もありません。
それどころか優先順位の5で申し上げたように私財提供も含め、最大限の経営責任を果たさなければ成りません


これを言い換えると
経営者はすべてを犠牲にし = 経営者更迭私財提供等企業再生雇用確保

この図式になります。


結局は、


虎は死んでも皮残す


となるのです。


中小企業とは、経営者が「命」であって、多少できの悪い社長であったとしても、それに変わる人材はいないのです。

その社長を外しては成り立たないと言うのが中小零細企業の宿命です。

ある種のコンプライアンス(法令順守)を考えたとき、
その会社の経営者の経営力がないから会社が困窮した経営者を更迭すればよい
という考えが浮かぶでしょうがこれは、大企業、省庁、公務員的発想です。


つまり「親方日の丸」ということなのです。
中小零細企業は、その社長を外しては成り立たないと言うのが宿命です。

ここを多くの見識者や、法律家、関係省庁の役人が理解していないところです。
このことを含めながらある種、建前と実態を使い分けなければなりません。

次回以降、その具体策について記述します。

つづく

2009年08月24日

企業再生とは何か?その1

ここ数年、企業再生に関する執筆物や、月刊誌、またNET上でも様々な情報があふれています。


それらを読んでみますと様々な価値観や基準で記述されていて、ある程度企業再生に対して、知識の無い場合、何が正解で何が間違いなのかが定まらないと言う混乱を招くと考えられます。

‘企業再生’を一言で言うと

1、 企業の事業収益構造を改善し収益を増加させ
2、 積もり積もった債務を債権者の合意を得ながら応分の時間をかけて返済する

 と言う2点に極論されます。


‘企業再生’というと昨今書店で並んでいる書籍を見ますと如何にして借金を「踏み倒すか」と言うように、債務者にとって「ずる賢く、有利に」できる様に書かれています。

しかし、そんな理屈を「まともに」債権者に言ったところで話にもならず失笑され、詐欺罪で訴えると脅かされるのがおちです。


本来、企業再生とは、債務者である企業が、業績不振となって、お金を借りた債権者である銀行に返済困難となったときに、債務者が債権者にとって「最大の金額を、最短の期間」で返済できる計画を債権者に提案し、実行すると言うことなのです。


企業再生 = 債債権者にとって最大金額の返済を最短の時間で


これが債権者から見た企業再生の定義なのです。
中小零細企業を立ち直させる為ではなくあくまでも、貸した金を如何に多く早く回収するかが、第一義であって、その結果として企業が立ち直ればいいと言うことなのです。

債権者(銀行)の最大金額を最短時間で回収する > 債務者(中小零細企業)の再生

法の番人である弁護士や、公認会計士に相談し再生スキームを考えた場合、彼らは債権者と債務者に不公平が無いように完全に中立な立場で物事を考え進めます。
言い換えるとコンプライアンス(法令順守)重視です。

言ってみれば当たり前であり、いわゆる「借りた金は返すな」的な発想は微塵もありませんし本来許される訳がありません。


では、中小企業の再生は、コンプライアンス(法令順守)の上には成り立たないのでしょうか?
そんなことはありません。

次回につづく

2009年08月17日

中小零細企業社長の成功する哲学 社長とは?その3

前回、前々回のブログで書いたように、中小企業を起業した社長とは、

@ リスクを取ってでも、自分のしたい夢を追求できる人

A 収入よりも、自分のしたい夢を追求できる人


というように、何かを犠牲にしても目的を追求したり、自己実現のために行動できると言う非常に世の中にとって、必要で貴重な存在なのです。


そこに、もっと自信を持って「追求」すればいいのですが、
多くの経営者は、起業してある程度月日が経つと「マトモ」なことを言い出すのです。


「マトモ」というのは当たり前と言う意味で、社長となると様々な勉強をしたりとか、多くの人々との交わりのなかで、より一般的になろうとしてゆきます。

すこし、難しい表現ですが、一般的になって行くと、起業したときの個性や希少性が薄れるということであり、実は中小企業にとっては命取りになる場合があるということなのです。

次回からは、そうならないために社長は「格あるべき」と言う視点で述べてゆきます。

2009年08月12日

中小零細企業社長の成功する哲学 社長とは?その2

その一方で、大手企業のサラリーマンはどうでしょうか?


新入社員の基本給が20数万円、係長、課長、と本給が上がって行き、上場企業となると年収1000万円以上、月収100万円以上と言うのが当たり前の世界です。


そして、個人保証などとは無縁の世界です。
ただし、嫌いな上司や、アホな部下とも上手に世渡りしないと生きて行けません。

また、仕事に対しても自分の好き嫌いは、選べなく、あくまでもミッションとして、日々従事しなければなりません。

つまり、ある程度の辛抱があると、いい大学を出て、大きな会社に就職するのが、人生でのリスク&リターンを考えると一番お得ということです。
(今の時代大手企業も安泰ではありませんが、)

しかし、本来自分のしたいことを追及したりとか、自分の夢を叶えるとか言うことは望めません。そこに最大の違いがあるのです。

つまり、社長になる人は、

リスク自分のしたいこと、リスク収入 

というような状況でも自身の自己実現や、目的達成のために「起業」できる人たちなのです。


損得を考えたとき間違いなく大手企業のサラリーマンの方が、リスク無く収入がいいはずです。

しかし、会社のミッションと言う限られた範囲の中での思考であり、真に自身のしたい事とは、なりません。
ですから、中小企業の社長に成ろうと言う人種は、本来非常にレアーな存在(リスクを取れる、夢を持っている)であり、日本の国は中小企業が支えていると言う観点では本来、貴重な存在なのです。


では、そんな中小企業の社長はどんな心持で日々過ごせばいいのでしょうか?

次回につづく

2009年08月10日

中小零細企業社長の成功する哲学 社長とは?

まず、中小企業の社長とは、どんな人たちなのでしょうか?


これは、人によって様々かもしれませんが、誤解を恐れずに少し乱暴な言い方をすると少し「バカなひと」といえるかも知れません。


それはなぜでしょうか?
本来、社会人としての「コストパフォーマンス」を考えたとき、リスクを考えずに収入を考えると、社長職の収入が多いかもしれませんが、その代償としてすべての金融機関の借入に対し、個人保証をしています。


これの意味するところは、もしもその借入の返済が出来なくなると連帯保証した社長は、個人のすべてを差し出して会社に成り代って弁済すると言うことです。


当たり前のことですが、会社が危機的状況を迎えると、社長は個人のすべて(生活、資産等)を無くす可能性が限りなく高くなります

また、中小零細企業の社長の給料ですが、そこまでのリスクを取りながら一般社員の数倍位しか高くないと言うのが相場でしょう。

私のコンサルタントとしての経験から言うと高くても月額100万円+−20万円、一般的には80万〜70万、業績が悪いとほとんど取ってないと言う方も多く見受けられます。

次回につづく

2009年08月07日

「中小企業の儲かる‘かたち‘とは?」その4

では、どうすれば夢は実現できるのでしょうか?


答えは、たった一つです、、、、、、、、


利益率を落とさずに拡大すること=ただこれだけです。

一般的に社長は、「そのうちにもっと効率のいい人員配置にして、必要な職種の社員を雇ってバランスがよく効率もいい人員配置にしたい」と考えますが、これが大きな間違いです。

バランスなど考えず、利益率を落とさないことを必須課題にします。

その上で、バランスを考えた人員配置を考え整備してゆきます。
一見同じことのように見えますが決定的に違うのです。

逆に言うとバランスなど考えず利益率を落とさずに人を雇っていくのです。


この考え方ですと能力の高い複数の職種を兼業している社員はさらに忙しくなり、利益率を落とさずに、ある程度売上高が上がったレベルを維持できるまで規模になるまで、この状態のままで引っ張るのです。

その見返りにそんな社員には、手厚い待遇や、満足感を持ち、モチベーションを維持できる賃金が必要でしょう。


これならもしも「溝」を超えられなくても、以前の状態に戻るのは容易ですが、いったんバランスよく拡大すると、以前の状態に戻るというよりは、崩壊に近い状態となります。

真の意味で社員のモチベーションは格段に下がります。

つまり、社長は、見た目のバランスの良い拡大など考えず、利益率をキープした拡大に徹するべきです。

派手さは、ありませんが、大きな「罠」にはまり、取り返しの付かない火傷をするよりはよっぽどましです。

社長には、そんな「根性」と「臆病さ」が必要です。


自社よりも大きく健全な会社をうらやんだり、追い越そうと焦るよりも、尊敬の念をもってそんな会社に教えを頂くという気持ちがあれば、そんな「溝」も冷静にみえてくることでしょう。

2009年08月05日

「中小企業の儲かる‘かたち‘とは?」その3

では、その「溝」とは、なんでしょうか?


それは、大手は大手なりのバランスが、中小零細にはそれなりのバランスがあるのです。


そのバランスとは、社員数―売り上げ―顧客数―利益率―自己資本比率―負債比率 等々
全ての面で、その企業が長年に渡って維持し続けてきた数字(尺度)があると言うことです。

単に経費が増えて、大急ぎで売り上げを増やそうとしてもそれにはそれなりの時間がかかります。
時間というハードルがなければ問題ありませんが、このハードルはかわせないのです。


また、急に優秀な人材を確保しラインにつけたところで仕事をするのは人間ですから既存社員と馴染んで100パーセント実力を発揮するには時間がかかります。


また、販促を強化し販売増強を目指しても効果が上がるまでタイムラグはあるものです。

会社と言うものは次のステージに上がろうとするときには諸々の「溝」があり大きな負担とロスを生じさせます。
社長は、それを織り込んで計画を立案しますが、思いのほかその「溝」は、深く、広いものです。

その「溝」を超えたものだけが、あなたの会社から見て次のステージにいる目標とした大手中堅企業なのです。
その「溝」を超えられず消滅した企業はそんな大手中堅企業の何倍もあったでしょう。

ですから、あなたの会社から見て次のステージにいる目標とした大手中堅企業は、あなたの会社にはない「余裕」があるのです。

では、あなたの中小零細企業は、拡大の夢を持ってはいけないのでしょうか?
そんなことはありません、必ず夢は実現できます


次回に続く

2009年08月03日

「中小企業の儲かる‘かたち‘とは?」その2

会社が大きくなろうとするのは、間違いなくいいことですし、社員も大きな目標に向かって一致団結し、モチベーションもアップすることでしょう。


また、社長にとってもこれほどうれしいことはなく大いに会社を発展したいと熱望します。


もともと社長になろうと言う人は、拡大発展思考であり、会社の方向性と本人の志向が、一致してやる気が漲ります。

しかし、そこに大きな「罠」があり「落とし穴」があるのです

人件費等が増加しているので、多少利益率を落としても利益額が減らなければいい、従前と同じ利益率になるようにするために、売り上げの増加目標を短期間で達成すればいいと考えるはずです。

今この会社は、次のステージに会社のポジションを上げようとしています。

この会社にとってその業界が拡大成長している時期なら失敗する確率は、低いかもわかりませんが、いまの低成長の時代に売り上げを増大すると言うのは、並大抵ではありません。


会社を発展拡大し、雇用を増やし、納税を多くすると言うこと、だれも異論を挟む余地はありません。


しかし、そこに大手中堅企業と中小零細企業の決定的な違いと超えては成らない溝があります。

次回に続く

 

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