企業再生レポート
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2010年06月28日

経営危機とは?

もしも、あなたの会社が、
「月間利益の+−、当月残高(キャッシュフロー)の+−」を検討し、
年間を通じてマイナスの方が多いのであれば、

または、
今現在資金が回っていて、資金繰りに心配がなくとも、
ある程度先見性があり数ヶ月先のシミュレーションが立てられる経営者なら、そのシミュレーションの結果、今後近い将来マイナスの方が多くなるようであれば、

すでにその(経営危機)の入り口に立っています。


こんな事を申し上げると、ほとんどの中小零細企業は
あてはまるかもわかりませんが、
悲しいかな、これがいまの日本の環境です。

あまりにも多くの企業がこんな状態ですので、日本中で「キズの舐めあい」をしています。

また、政府の緊急政策によってセーフティーネットなど
様々な支援プログラムが実行されています。

しかしこれは支援であって、受けた支援は返さなければなりません。

現実的には、売上が減少し、キャッシュフローが悪化し、
借入が増えている。
支援の名のもとにゆっくり「蟻地獄」におちています。

確かに、明確な業績の改善時期が「読め」ていて、
その時までの「つなぎ」であれば、
その支援は大いに役立つものになります。

しかし経営者が業績の改善時期を「読め」ておらず、
苦し紛れの「つなぎ」であったならどうでしょうか?

「蟻地獄」のさらに奥に進む事になります。

経営者のみなさん、自社の将来を「読め」ているでしょうか?

2010年06月21日

経営危機のサイン その4

前回までのブログで私が申し上げたかったのは、
月間利益の+− 当月残高(キャッシュフロー)の +− 」が、
最大の経営危機のサインであるという事です。


再三申し上げるように非常に簡単で当たり前のことです。
小学生でもわかる理屈です。

しかし、多くのというよりは、ほとんどの経営者は、
「一年のうちで多少こんな成績の悪い月があっても年間を通じて黒であればよい」
と言っていたのが
「今年はこんなに悪いけれど、来期はきっとよくなるだろう」
更には、
「まだ内部留保があるから大丈夫」
その先は
「債務超過ではないから銀行は金を貸してくれるだろう」
という風になってきます。

まさに、蟻地獄です。

経営者は、雇用を維持する顧客を満足さす会社を潰さない
と言う様に絶対してはならないことに対する責任感と恐怖心が他の人よりも大きいはずです

その責任感と恐怖心が、経営者を「ゆでガエル」にしているのです。

今一度、小学生でもわかる
 「月間利益の+− 、 当月残高(キャッシュフロー)の+− 」 
自社に当てはめていただき、じっくりお考え下さい。

2010年06月14日

経営危機のサイン その3

では、経営危機のサインはどうすればわかるのでしょうか?
 
企業の業種で多少繁忙期閑散期など波がある場合も考えられますが、
その会社独自のベンチマーク(基準となる数値)を持たなければなりません。


売上 − 原価 − 経費 + 営業外収益 − 営業外費用 = 利 益

収入 − 支出 = 当月残高

たったこれだけですし、これが全てです。


一年12ヶ月の中で「月間利益がマイナス、当月残がマイナスの月」が、
経営危機のサインであり、経営危機回避のヒント なのです。

「そんな事、小学生でもわかっとる」とお叱りを言われそうですが、
どんなすばらしい会社でも、例えば自己資本比率50パーセント以上の会社や、多くの上場企業でも業暦の中で1ヶ月単位で振り返ると「月間利益がマイナス、当月残がマイナスの月」はかならずあったはずです。

すばらしい会社は、ほんの少しの経験を最大の経営危機回避のヒントにしたのです。

多くの中小企業経営者は、1年を通じて黒字決算であればよい、多少赤字でも税金を払うよりまし、赤字でも資金が足っていれば大丈夫、というように考えています。

しかし、1度でも「月間利益がマイナス、当月残がマイナスの月」があったなら
それを改善するプランをたて、実行しましょう。

会社は絶対に倒産しません。

しかし、いくら考えても「月間利益がマイナス、当月残がマイナス」がプラスに転じないときは、その事業自体が継続不可能を意味します。
それもそんな状態が長年続いていたならなおさらです。
やめるに止めれない状態に陥っています。

おそらくおおくの企業がこのような状態でしょう。

2010年06月07日

経営危機のサイン その2

「経営危機のサイン」見落とさせるのは、
会社は継続するのが当たり前で、継続しなければならないし、
雇用は維持し、支払や、返済も、滞るわけにはいかない
「会社を潰すことはありえない」という使命感が脳の中にインプットされているからです。

これは、ある種の責任感で、どの社長ももっています。
しかしこの使命感が、「経営危機のサイン」を見落とさせるのです。

小学生でもわかる話ですが、会社は、営業(経常)利益が黒字で、キャッシュフローがプラスであれば、絶対に潰れる事はありません。
でも、責任感という心がこれを見えなくさせているのです。
いいかえると人によっては、見栄(虚栄心)や、プライド(自尊心)かもわかりません。

社長は会社の経営を長年取り仕切っていると、営業(経常)利益が赤字で、キャッシュフローがマイナスになったことは、どんな会社でも一度や二度はあるはずです。

また、1年は12ヶ月あるわけで1年の内で、1ヶ月でも赤字の月がある、ということであれば全ての会社があてはまります。
しかし、そこが経営危機のサインなのです。

とくに決算がいつも黒字という会社の場合は、危機を覚えることもないでしょう。
そういう会社は、赤字の月もあるけれど一年を通してみれば決算は黒字だったわけで、もしも赤字の月のほうが多ければ赤字決算ということになり、いやがうえにも危機感を覚えずにはいられないはずです。

 

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