企業再生レポート
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2010年07月26日

経営危機の回避法とは?その4

A「原価を下げる」を考えます。

もちろん原価(ここで言う意味は仕入れ原価です)は、
安いにこした事はありません。
いわゆるコストカットです。

数年前、経営危機に直面した日産で
カルロスゴーンは、それまでの系列という商習慣をぶち壊して
大きな原価軽減を実現し、その他の施策とあいまって
日産の再生に活躍しました。

「あれはゴーンが、外人だから出来た」
「今までの日本人の社長ではなしえてない」という事をよく聞きます。

しかし、あなたの会社のことであるなら、社長であるあなたが
ゴーンにならなければならないのです。

もちろん協業協力会社とは、敵対せず共存共栄の精神で
望むべきでしょう。

これはいささかの間違いもありません。

しかし、あなたの会社が倒産し、買掛金が未払いになり、
仕入先にとって大事な顧客が、この時代に一つなくなる
というのは、どんな大きな痛手でしょうか?

これは生存をかけた生き残り戦略の一部です。

あなたは、振り返って、そこまでの気概で仕入れ交渉を
しているでしょうか?

一度取引先に仕入原価を教えるように言ってみてください。

本当に見せる取引先の担当者はいないと思いますが、
そのときの態度や言動で察しがつくものです。

それくらい真剣に取り組めば相手に今以上の思いは伝わるはずです。

自社が生き残り、相手企業にとって末永い取引先であるなら、
それが最大の愛情をもった商人魂です。

2010年07月20日

経営危機の回避法とは?その3

まず、@「売上を増やす」を考えます。

今の時期なかなか難しいとは思いますが、
中小零細企業の場合、社長のあなたが考えなければなりません。

逆に言うと、これが分からなければ、
現状の売上
もしくは
これ以上少なくなる事は無いでしょうという売上高
ベンチマーク(基準高)しなければなりません。

分からなければ、これが自社の実力であり、
本来の力であることを強く認識してください。

言い訳や理由付けは、かえって、ベンチマークをぼやかせ、
経営者に対する甘えにつながります。

私は多くの経営者との面談の中で、
「過去を振り返り、これ以上少なくならない売上高は?」という
質問をその社長にしますが、多くの場合、それ以降の売上高は
予想を下回ります。

過去の実績と自信が、甘い見込み(売上高)につながります。

ここは、恥を忍んで社長自らに厳しく売上高をベンチマーク(基準高)します。

また逆に、売上拡大にむけて経費の更なる投入を行い
規模の拡大を図るという手もありますが、失敗すると
命取り(寿命を短くする)になります。

拡大か?縮小か?この議論には答えはありません。
というのもそれぞれの会社の社長の性格に一致しているからです。

言い換えるとどちらの方がモチベーションが上がるかという事に
なりますが、私の知っている限り、逆境において拡大策で成功する
というのはたいへん稀です。

一時モチベーションが上がり、結果も伴いますが長続きしませんし、
本当にサドンデス(即死)します。
これは、私自信が経験をしていますので、自信を持って言わせて
いただきます。

たとえ話をすると、「登山」において、最後の8合目から頂上までを
ダッシュするようなもので山が低ければ良いでしょうが、
富士山なら、常人は不可能です。

今一度、「過去を振り返り、これ以上少なくならない売上高は?」という問を真剣に考えてください。

幹部を含め検討するのもいいですが、まずは、社長一人で真剣に考えてください。

2010年07月12日

経営危機の回避法とは?その2

まず直近のPL(損益計算書)をみて、原因を分析します。
分析といっても難しいことではありません。

売上−原価−経費+営業外収益−営業外費用 = 利益 

収入−支出 = 当月残高

この利益当月残高をプラスにするのです。
これだけの簡単なはなしです。
こんな言い方をすると多くの方にお叱りを受けるかも分かりませんが、
間違いなく「これ」のみです。

@売上を増やす
A原価を下げる
B経費を削減する
C営業外利益(特別利益)を増やす
D営業外費用(特別損失)を減らす

とくに当月残高を増やすには資産のオフバランス(資産の現金化)です。

しかしこの簡単な事が意外と見えないのです。
もし見えていても実行できません。

あのトヨタでも前期今期は大赤字です。
しかしトヨタは、できるべき可能な施策を確実に実行するでしょうし、
シャープや、パナソニックも黒字に出来るか否か別にして、必ず実行するでしょう。
もちろん株式公開企業の責任もあるでしょうが打つべき手を最速でやるでしょう。
ただしそれが成功するか否かは分かりませんが。

これは企業の規模には全く関係ありません。
たとえ社長一人従業員一人の会社でもおなじです。

本来トヨタよりも中小零細企業のほうが舵か切りやすいはずです。

2010年07月05日

経営危機の回避法とは?

それは、 「月間利益がマイナス、当月残がマイナスの月」 に秘められています。

その原因をつぶさに見ていきましょう。
@その月だけ原因のわかる(恒常的でない) 突発的な経費があった
Aその月だけ原因のわかる(恒常的でない) 売上減少があった
Bその月だけ原因のわかる(恒常的でない) 原価の増加があった
Cその月だけ原因のわかる(恒常的でない) 値引きがあった
Dその月だけ原因のわかる(恒常的でない) 営業外費用、特別損失があった
Eその月だけ原因のわかる(恒常的でない) 資産増加(何か物品をかった)があった

@〜Eの原因であれば問題とはなりません。

ポイントは「その月だけ原因のわかる」です。
これは、どちらかというと普段には無い(恒常的でない)理由です。


問題は、これ以外の原因の場合に集約できます。
➊その月だけ⇔毎月もしくは多くの月で
➋原因のわかる⇔原因のわからないもしくは今の時流だから
➌恒常的でない⇔ここのところ毎月もしくは多くの月で

この➊〜➌の場合に早急に手を考えなければなりません。
放置すると毎月毎月確実に蟻地獄に落ちてゆきます。

実際に私が日々面談する多くの経営者の会社はたいていの場合上記の状態です。

では、経営危機の回避法とは?

 

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