企業再生レポート
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2010年09月27日

「かまどの灰はだれのものか?」その1

すこし年長者の方ですと「かまどの灰まで誰々のもの」という表現は
わかると思いますが、年齢の若い方ですと意味不明のフレーズだと
思いますので、若干説明いたしますと・・・・・


昔からの表現で、独占欲が非常に強く、
「すべてのものが自分のものである」と言う様な考え方を
非常に強調した表現として使われてきました。



いまどきカマドといっても聞いた事があるだけで見た事もない方も多いと思います。
カマドとは、台所にあったコンロのことで、
下から薪をくべて火をおこし、その上で
煮炊きする為のものです。


そのカマドの底に溜まった「灰まで自分のもの=すべて自分のもの」
という意味です。


これを経営的な観点で表現すると、「すべては社長のものであり、
会社はすべて社長ものだ」という意味に使います。


どちらかと言うとあまりいい意味で使うのではなく、
「どあつかましい」とか「どケチ」とか、とにかく限度を超えた独占欲を
表現するときに例えとして使います。


どんな経営書をめくっても「かまどの灰まで社長のもの」
という考え方はダメだと書いてあります。

また、仮に多くの社長にアンケートを取ったとしたら、
ほぼ100パーセントの回答は「そんな考え方では社員は育たない。
会社は成長しない。」と答えるでしょう。

しかし本音で言うと、中小零細企業の社長さんは心の底から
そう思っているでしょうか?


次回に続く


2010年09月21日

経営危機の回避法とは?その12

経営危機時の計画の「罠」−2


しょせん、社長とは孤独なものです。
だれもかばってはくれません。

しかしあなたは社長なのです。

役員や幹部の意見も聞きながら、
最終決定は社長が孤独に決めなければなりません。

もちろん給料は社長が一番高いのですから当たり前のことですし、
サラリーマンの役員や幹部に文句を言う筋合いもありません。

困窮した会社の幹部として留まっていてくれる役員や幹部に
感謝すべきであって、心に不満すら持ってはならないのです。

結局、社長はそのような胆力が必要です。


今一度いいますが、
幹部社員の理解や協力、経営参画意識を高める意味でも合議は必要です。
しかし、経営の危機時は、社長一人で最終決定しなければならないということです。


そして、自分は失敗すると家族を含めすべてを失いますが、
他のものはせいぜい退職して終わりという立場の違いを理解し、
また、そんな困窮した会社の幹部として留まっていてくれる役員や
幹部、社員に感謝の念をもって接する胆力が必要です。

2010年09月13日

経営危機の回避法とは?その11

経営危機時の計画の「罠」


一般的には、業績が悪いから売上を前年対比○○パーセント
アップしなければならないというような計画を立てがちです。

そうゆう風な計画は、合議制の幹部会や取締役会では、
よくある風景です。

そのような会議で決まった計画というものは、
実は、非常に無責任な計画になりがちなのです。

一見、 「幹部を含めた会社の意思決定であり、部門責任者や
次席経営責任者の合議を取り付けた計画 」 、 と感じます。

また社長も、信頼を置くメンバーの合議であるということで、
信頼という名の下に、その計画を承認するでしょう。

そこに大きな「罠=落とし穴」があるのです。

なぜなら、通常、失敗に対して責任を取ることが出来るのは
社長ただ一人です。

サラリーマンの役員や幹部は最大限でも会社を退職して終わりです。

全責任は社長にあり、金融機関に連帯保証しているのは、
社長やその家族だけです。

それが証拠に,その会社のサラリーマンの役員や幹部の
連帯保証の判がつけるでしょうか?

もしも判をついた役員や幹部がいたなら、
それはほんとの意味で運命共同体であり、真の意味で
経営を複数の幹部でおこなっていることになるでしょう。

しかしそんな会社はほんの一部で、一般的ではありません。

もちろん社長一人では、会社の運営は出来ませんし
幹部の理解や協力、経営参画意識を高める意味でも合議は必要です。


しかし、わたしが言いたいのは、会社の非常時の真の決定は、
社長一人で決めなければならないということです。


自分は失敗すると家族を含めすべてを失いますが、
他のものはせいぜい退職して終わりです。

これを肝に銘じなければなりません。

2010年09月06日

経営危機の回避法とは?その10

C経営危機時の計画とは?


前回申し上げたヒントとは?

「極端に言うと自分(社長)を主役にして最小単位の黒字をつくれるかどうか」が
すべての鍵になります。


私は、数多くの倒産寸前の会社の社長に面談してきましたが、
どの社長も言うのは「俺と家族ぐらいは食わして行ける」という言葉です。

これは過去に会社を創業して、「一から一人で家族ぐらい
生活さす自信はある」 という意味なのです。

そして今は「会社が大きくなりすぎて経費倒れで苦しいんだ」
という意味の裏返しです。

この「俺と家族ぐらいは食わして行ける」という気持ちが
一番大事なことなのです。

つまり、最小限の経営資源で(極端にいうと社長一人で)
黒字をつくれるかどうかという事です。

逆に言うと一人で食えない社長は、無理ということになりますが、
そんな考え方の社長はおそらくいないでしょうし、
もしもいたとしても生きていくこと自体が難しいかもしれません。


先ほど申しましたように、一からの発想で計画をつくります。

社長一人から売上を積んでいって黒字をキープできる最大値の売上を基にした計画と、
「過去を振り返り、未来を予測して、これ以上少なくならない売上」を
天秤にかけバランスが取れた点がその会社の目標値です。

これは、けっして現在の売上高からの削減という考え方では生まれません。


何度もいうように、一から(社長一人から成り立つ=黒字が見込める)考えることが肝心です。



    社長一人から成り立つ(黒字が見込める)
                   ↓
             社長の自信 (心の部分)

          

    過去を振り返り未来を予測してこれ以上少なくならない売上  
                   ↓
             客観的数値 (マーケットからの自社シェアー)
 
                                


この考え方が社長に自信をあたえ、冷静な自社の実力を基にした計画を可能にします。

 

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