企業再生レポート
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2011年06月27日

「かまどの灰はだれのものか?」その2

どんな経営指南書を読んでも、
「会社は社会の公器あって、経営者、社員、取引先、顧客、株主と
五方良しのオールウィンの関係でなければならない、
それで無ければその会社は存続しない」とかかれています。

これは経営者にとっては、宗教の経典の様なものであって、
絶対に逆らってはならないこと、まるで法律であるかの
ように思っています。

私自身も20数年間、社長として会社を経営してきましたが、
やはりそのように考えてきました。

しかし、私も含め、究極的に考えると中小零細企業の社長さんは、
心の底から本当にそのように思っているでしょうか?


会社の業績が良い時代には、社長は高級車に乗っていたでしょうし、
ゴルフにもよく行ったでしょう。
また、銀座や大阪の北新地では、一般社員より、社長の方が多い
はずです。

ゴルフにしろクラブにしろ、もちろん仕事上の接待もあったでしょうが、
それ以外はなかったでしょうか?
また、海外視察も一番多く行ったのは社長です。

もちろん新しいビジネスモデルの模索とか、外の空気を感じ
新しい発想が出来るようにとか、色々理由はありますが、
プライベートな瞬間は無かったでしょうか?


「一番重大な仕事をしているのは社長であって、全責任は社長が
取るのだから、待遇は社長が一番よくて当たり前」という考えは、
1パーセントもなかったでしょうか?


みなさんは大半が中小零細企業の社長であって、公的責任から
逃れようの無い上場企業の社長ではないのです。

ここに大きな勘違いがあり、中途半端な善意が、真実を
見逃させます。


次回に続く

2011年06月20日

「かまどの灰はだれのものか?」その1

すこし年長者の方ですと「かまどの灰まで誰々のもの」という
表現はわかると思いますが、年齢の若い方ですと意味不明の
フレーズだと思いますので、若干説明いたしますと・・・・・


昔からの表現で、「独占欲が非常に強く、すべてのものが
自分のものであると言う様な考え方を非常に強調した表現」
として使われてきました。


いまどきカマドといっても聞いた事があるだけで見た事もない方も
多いと思いますが、カマドとは、もちろん台所にあったコンロのことで、
下から薪をくべて火をおこしその上で煮炊きする為のものです。


そのカマドの底に溜まった「灰まで自分のもの=すべて自分のもの」と
いう意味です。

これを経営的な観点で表現すると、
「すべては社長のものであり、会社はすべて社長ものだ」という
意味に使います。


どちらかと言うとあまりいい意味で使うのではなく、
「どあつかましい」とか「どケチ」とか、とにかく限度を超えた独占欲を
表現するときに例えとして使います。


どんな経営書をめくっても「かまどの灰まで社長のもの」という
考え方はダメだと書いてあります。

また、仮に多くの社長にアンケートを取ったとしたら、
ほぼ100パーセントの回答はそんな考え方では社員は育たない、
会社は成長しないと答えるでしょう。

しかし本音で言うと、中小零細企業の社長さんは心の底から
そう思っているでしょうか?

2011年06月13日

経営危機の回避法とは?その12


経営危機時の計画の「罠」−2


しょせん、社長とは孤独なものです。

だれもかばってはくれません。

しかしあなたは社長なのです。


役員や幹部の意見も聞きながら、
最終決定は社長が孤独に決めなければなりません。

もちろん給料は社長が一番高いのですから当たり前のことですし、
サラリーマンの役員や幹部に文句を言う筋合いもありません。

そんな困窮した会社の幹部として留まっていてくれる役員や
幹部に感謝すべきであって、心に不満すら持ってはならないの
です。

結局、社長はそのような胆力が必要です。


今一度いいますが、幹部社員の理解や、協力、経営参画意識を
高める意味でも合議は必要ですが、経営の危機時は、社長一人で
決めなければならないということです。


そして、自分は失敗すると家族を含めすべてを失いますが、
他のものはせいぜい退職して終わりという立場の違いを理解し、
そんな困窮した会社の幹部として留まっていてくれる役員や幹部、
社員に感謝の念をもって接する胆力が必要です。


2011年06月06日

経営危機の回避法とは?その11


経営危機時の計画の「罠」

一般的には、業績が悪いから売上を前年対比○○パーセント
アップしなければならない、というような計画を立てがちです。

そのような計画は合議制の幹部会や、取締役会では、
よくある風景です。

そうゆう会議で決まった計画というようなものは、実は、非常に
無責任な計画になりがちなのです。

どういう意味かというと、幹部を含めた会社の意思決定であり、
部門責任者や、次席経営責任者の合議を取り付けた計画と
一見感じます。
また社長も信頼を置くメンバーの合議であり、信頼という名の下に
その計画を承認するでしょう。

そこに大きな「罠=落とし穴」があるのです。

なぜなら、通常、失敗に対して責任を取ることが出来るのは、
社長ただ一人です。

サラリーマンの役員や幹部は最大限でも会社を退職して終わりです。

全責任は社長にあり、金融機関に連帯保証しているのは、
社長やその家族だけです。

それが証拠にその会社のサラリーマンの役員や幹部は、連帯保証の
判がつけるでしょうか?

もしも判をついた役員や幹部がいたなら、ほんとの意味で運命共同体で
あり、そこの社長は真の意味で経営を複数の幹部でおこなっていること
になるでしょう。
しかしそんな会社はほんの一部で、一般的ではありません。

もちろん社長一人では、会社の運営は出来ませんし、
幹部の理解や、協力、経営参画意識を高める意味でも合議は
必要です。


しかし、わたしが言いたいのは、会社の非常時の真の決定は、
社長一人で決めなければならないということです。

自分は失敗すると家族を含めすべてを失いますが、他のものはせいぜい
退職して終わりです。

これを肝に銘じなければなりません。


次回に続く

 

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