企業再生レポート
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2011年08月30日

「中小企業の儲かる‘かたち‘とは?」その3


では、その「溝」とは、なんでしょうか?


それは、大手は大手なりのバランスが、中小零細にはそれなりの
バランスがあるのです。


そのバランスとは、
社員数―売り上げ―顧客数―利益率―自己資本比率―負債比率 等々

全ての面で、その企業が長年に渡って維持し続けてきた数字
(尺度)があると言うことです。


単に経費が増えて、大急ぎで売り上げを増やそうとしても、
それにはそれなりの時間がかかります。
時間というハードルがなければ問題ありませんが、このハードルは
かわせないのです。


また、急に優秀な人材を確保しラインにつけたところで、仕事をするのは
人間ですから、既存社員と馴染んで100パーセント実力を発揮するには
時間がかかります。


また、販促を強化し販売増強を目指しても効果が上がるまでタイムラグ
はあるものです。


会社と言うものは次のステージに上がろうとするときには諸々の「溝」があり大きな負担とロスを生じさせます。

社長は、それを織り込んで計画を立案しますが、思いのほか
その「溝」は、深く、広いものです。

その「溝」を超えたものだけが、あなたの会社から見て、次のステージにいる目標とした大手中堅企業なのです。

その「溝」を超えられず消滅した企業はそんな大手中堅企業の何倍もあったでしょう。


ですから、あなたの会社から見て次のステージにいる目標とした
大手中堅企業は、あなたの会社にはない「余裕」があるのです。

では、あなたの中小零細企業は、拡大の夢を持ってはいけないのでしょうか?

そんなことはありません、必ず夢は実現できます。


次回に続く

2011年08月22日

「中小企業の儲かる‘かたち‘とは?」その2


会社が大きくなろうとするのは、間違いなくいいことですし、
社員も大きな目標に向かって一致団結し、モチベーションも
アップすることでしょう。


また、社長にとってもこれほどうれしいことはなく、大いに
会社を発展したいと熱望します。


もともと社長になろうと言う人は、拡大発展思考であり、
会社の方向性と本人の志向が、一致してやる気が漲ります。


しかし、そこに大きな「罠」があり「落とし穴」があるのです。


人件費等が増加しているので、多少利益率を落としても
利益額が減らなければいい、従前と同じ利益率になるように
するために、売り上げの増加目標を短期間で達成すればいい
と考えるはずです。

今この会社は、次のステージに会社のポジションを上げようと
しています。

この会社にとってその業界が拡大成長している時期なら、
失敗する確率は低いかもわかりませんが、いまの低成長の
時代に売り上げを増大すると言うのは、並大抵ではありません。


会社を発展拡大し、雇用を増やし、納税を多くすると言うこと、
だれも異論を挟む余地はありません。


しかし、そこに大手中堅企業と中小零細企業の決定的な違いと
超えては成らない溝があります。


次回に続く


2011年08月16日

「中小企業の儲かる‘かたち‘とは?」その1


もしもあなたが会社を起業して零細規模から数期を経て、
ある程度の中小規模になった時、この先、会社をどういう風な
‘ かたち‘つまり規模を目指すべきなのでしょうか?


例えば、あなたの会社が、注文建築の住宅会社だったと
したら、、、、、、、、、、、、

建築業の会社の場合、その会社に必要な「職種」は、
営業、営業事務、設計、積算、デザイン設計、コーディネーター、
現場監督、アフターサービス、それと一般的な経理、総務、
経営者、規模が大きくなればそれぞれの部門長と言う風に
多枝にわたります。

しかし、創業した当時は、ほんの数人で始めたはずです。

そしてある程度「出来る人」が複数の「職種」を兼業していたはずです。

言い換えると、社長か若しくは、ほんわずかの有能な社員で
事業をこなしていた筈です。

そんな時期は利益の絶対量は大きくなくても利益率は高かった筈です。


そして、そんなとき社長は、事業の業績が順調に伸び、実績が
付いてきたら、「そのうちにもっと効率のいい人員配置にして、
必要な職種の社員を雇ってバランスがよく効率もいい人員配置に
したい」と考えます。


なぜなら、今までわずかな有能な人員で会社を運営してきているので、
「出来る人」に仕事が集中し、遅くまで残業したり時には徹夜したりと
言う状態で、まともな社長なら、こんな状態を改善したいと必ず願望します。


そのときに「お手本」にする会社の‘かたち‘は、たいていの場合同じ
地域で同業最大手であったりするはずです。


人員を多くして必要な職種を充実させると言うことは、もちろん社員が増え、人件費が増加するということです。
今まで、非常に歪な社員構成であったが、利益率はよかった
経営状態から、多少利益率は落としてもバランスのいい会社に
なろうとします。


悪い意味で、まともな会社なろうと言うことです。

そしてそのとき全社をあげて目標にするのが売り上げ拡大の
計画です。
まさに、いろんな意味で会社が大きくなろうとしている時です。


次回に続く

2011年08月08日

「かまどの灰はだれのものか?」最終


結局、中小零細企業の全責任は社長ただ一人なのです。

ものすごく孤独な立場であり、だれも理解はしないでしょう。

また外から見ると羨ましがられたり、尊敬されたりといいことも
あるでしょうが、真には孤独で、責任は自分だけで取らなけれ
ばならないという職業なのです。

あなたが雇い入れた幹部社員とは、決定的にその立場は
違うのです。

そんな決定的に立場の違う幹部社員を会社の景況がいいときに、
取締役にして保証もさせたとしたら、困窮時はどうでしょうか?
トラブル必至です。


私が言いたいのは、責任においては、
「かまどの灰は社長のもの」であり、だれのものでもありません。
社長の独り占めです。

しかし、それで社員は、ついて来るでしょうか?

取引先は、信頼するでしょうか?


つまり、「かまどの灰は社長のもの」と思っていると、
社会が許さないのです。


許さないと言うよりは、認めてくれないと言ったほうが適切です。

真には、「かまどの灰は社長のもの」という事実があり、
これを認識した上で、さらに「かまどの灰はみんなのもの」と思える
度量が必要なのです。


家族を例にあげると、
お父さんは、働いて給料をもらっています。
そして家族を養っています。
お父さんはその給料が自分のものと思っているでしょうか?

また、お父さんが家族に「だれが養っているんだ!」というと、
家族全員から大ブーイングとなるでしょう。

会社の社長とは、「自分のもの即ち、みんなのもの」と思える度量
がないと悲劇になると言うことなのです。


また、
責任においては「かまどの灰は社長のもの」であり、
目に見えるもの(物質的)は「かまどの灰はみんなのもの」と
言えるかもしれません。

社長のみなさん、今一度、「かまどの灰はだれのものか?」
お考えください。


2011年08月01日

「かまどの灰はだれのものか?」その7


私が申し上げたいのは、
「かまどの灰はだれのものか?」という問いに「かまどの灰は
みんなのもの」という答えを簡単な気持ちで言っていないか
どうかということです。


最後の全責任は、社長であるあなたが持っていますし、
持ち続ける運命にあります。

あとの社員は幹部であってもその責任は、ありません。

この責任とは、金融機関の保証や取引先に対する債務承認等
すべての義務をまっとうするものです。

そんな責任を持つのと、持たないのでは、その重さにおいて
「天と地」ほどに違うと言うことなのです。

その認識をもって「かまどの灰はみんなのもの」と簡単に
言えるでしょか?


私は多くの社長と言う方に会ってきましたが、
本当に資金繰りで困窮し、窮地に陥ったとき、
そんな考えの方はだれもいませんでした。

また、多くの場合、連帯保証させた幹部社員とのあいだで
トラブルになります。

軽い気持ちで社員を役員にし、保証までさせて、困っているのです。

そして、その家族や親戚の対策を考えると夜もろくに眠れないと
いうようなものです。


会社はいいときだけではありません。

かならず「山」と「谷」があります、その「谷」のときを考え
行動しなければなりません 。

 

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