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2013年01月29日

経営危機の回避法とは?その10


C経営危機時の計画とは?


前回申し上げたヒントとは?
「極端に言うと自分(社長)を主役にして最小単位の黒字を
つくれるかどうか」が、すべての鍵になります。


私は、数多くの倒産寸前の会社の社長に面談してきましたが、
どの社長も言うのは「俺と家族ぐらいは食わして行ける」と
いう言葉です。

これは過去に会社を創業して一から一人で家族ぐらい生活さす
自信はあるという意味なのです。


そして今は「会社が大きくなりすぎて経費倒れで苦しいんだ」と
いう意味の裏返しです。


この「俺と家族ぐらいは食わして行ける」という気持ちが
一番大事なことなのです。


つまり、最小限の経営資源で(極端にいうと社長一人で)黒字を
つくれるかどうかという事です。


逆に言うと一人で食えない社長は、無理ということになりますが、
そんな考え方の社長はおそらくいないでしょうし、もしもいたと
しても生きていくこと自体が難しいかもしれません。


先ほど申しましたように、一からの発想で計画をつくります。

社長一人から売上を積んでいって黒字をキープできる最大値の
売上を基にした計画と、「過去を振り返り、未来を予測して、
これ以上少なくならない売上」を天秤にかけバランスが取れた点が
その会社の目標値です。


これは、けっして現在からの削減という考え方では生まれません。

何度もいうように一から(社長一人から成り立つ=黒字が見込める)
考えることが肝心です。

社長一人から成り立つ
     ||
 黒字が見込める
     ↓
  社長の自信
     ||
  心の部分


過去を振り返り未来を予測してこれ以上少なくならない売上
     ↓
客観的数値=マーケットからの自社シェアー


この考え方が社長に自信をあたえ、冷静な自社の実力を基にした
計画を可能にします。


次回に続く

2013年01月25日

経営危機の回避法とは?その9


B経営危機時の計画とは?

前回申しましたように
過去を振り返り、未来を予測して、これ以上少なく
ならない売上」が設定できたとしたら、次にこれに
取り組みます。


そのとき大事なことは、一から立ち上げてその売上高に
持っていくという発想です。

決して現在の売上高から縮小してゆくという考え方では
ありません。


例えば、B社の社長が創業したとき、社員は、社長と
奥さんと今よりも少ない社員だったと思います。

そしてそのときは社長も一営業マンであったり、一職人で
あったりしたはずです。

それがいつの間にか大きな組織になって来たのです。


世の中が右肩上がりの時代は、これが当たり前で、その組織を
大きくするということが会社の成長だったわけです。


しかし今は時代が違います。


本来、起業して社長になろうという人は、サラリーマン時代に
営業マンであればそこそこのトップ営業マンであったでしょうし、
また、どの分野でもそれなりの実力と業績があって起業した
はずです。

中小企業では、大なり小なり他の社員よりも社長は優れている
はずです。

口では謙遜しても本気になれば他の者には、負けないという自負があります。

隠していてもきっとあるはずです。

その気持ちが、危機を回避するヒントになります。


次回に続く

2013年01月17日

経営危機の回避法とは?その8


A経営危機時の計画とは?

B社の社長は「過去を振り返り、未来を予測して、
これ以上少なくならない売上」を考えました。

そうすると、今期は2割減の3億2000万円が簡単に
予想する事が出来ましたが、来期の展望が開けません。

それを社長は考え抜いた結果、4割減の2億4000万円
という売上を来期のベンチマークにしました。


従来の顧客情報や業界の動向等これ以上は減少しない
という売上ですし、これ以上減るとわが社の存在意義が
無いというぎりぎりの値です。


この2億4000万円という売上高は、B社の社長にとって
ある種、屈辱的な値かもしれませんし、経営者にとって、
モチベーションが下がる値かもしれません。


しかしこの値がB社にとっての実力なのです。

大方の社長は冷静に考えると自社の実力は分かっていますが、
社員の気持ち(努力や協力姿勢)や、対外的な見栄がそれを
曇らせています。


社長は、自社の実力を確実につかまなければなりません。

そこには決して見栄があったり、向上意欲があっては
いけないのです。


もちろん努力や意欲は必要不可欠ですが、自社の実力を
見る上では、そんな感情は不要です。


例えると、親が自分の子供を見たときどうしても過大評価
してしまうのと同じです。


しかし、その子供を冷静に客観的に見たとき、また、模試の
偏差値を見たとき子供の学力が分かるのと同じです。


経営も感情(意欲、向上心)と実力を測る眼は、分離しな
ければなりません。
経営者にはこの冷徹さが必要です。


でなければ会社を潰す確率は大きくアップします。


次回に続く

2013年01月08日

経営危機の回避法とは?その7


@経営危機時の計画とは?


前にお話したように
「過去を振り返り、これ以上少ない売上は無い売上高は?」
と申しましたが、

実際は、
「過去を振り返り、未来を予測して、これ以上少なくならない
売上」です。


つまり、最小限実現可能な売上高に適正で安全率をみた
粗利益率をかけたものが「粗利益額」であり、使える経費は
これを限界として組まなければなりません。

これについても、「そんなこと言われなくてもわかっている」と
叱られそうですが、本当に分かっているでしょうか?


これを実行する上で、もう一度、創業し1期目からやり直すぐらいの
覚悟が必要です。

でないと一からの発想は、生まれません。

今あるものや今まで築き上げたものに惜しみを感じるとその発想
(一からの発想)は、生まれません。


例えばB社は、物販業をしています。

社長が1人、営業マンが5人、配達係が2人、事務員が2人、社長の
奥さんが経理をしているという零細企業をイメージしてください。

今まで年商4億円でしたが、ここに来て業績が厳しくなってきて
います。

このままで行くと今期は2割減の3億2000万円という予想です。

おそらく赤字は間違いなく、元々自己資本も厚くないので、
社長は金策に走り回らなければなりません。

ところがB社の社長は逆転の発想をしてみました。

次回に続く

 

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