企業再生レポート
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2014年06月23日

企業再生とは何か?その2

では「中小企業の再生」とは如何なるものなのでしょうか?

これは、前回の記述で申し上げたように
「法の番人である弁護士や公認会計士に相談し
 再生スキームを考えた場合
 彼らは債権者と債務者に不公平が無いように
完全に中立な立場で物事を考え進める」
 ということです。


つまり、大企業も中小企業も零細家業もまったく違いが無いということなのです。


そして、再生に関しての優先順位は、

1、債権者への極大返済
 (今、破産するよりも再生させて複数年で返済させた方が回収が多い)

2、雇用を守れるので地域経済に与える悪影響を最小限にできる。

3、再生させれば取引先との継続が可能となり
 連鎖倒産等を防げるので、地域経済に与える悪影響を最小限にできる。

4、その会社とその会社の製品やサービスが、
 無くなるとその地域にとって大きな損失となる。

5、経営責任として経営者が責任をとれる。
 (経営者更迭、私財提供等債権者の意見しだい)


再生に関する優先順位とは、大体このようなものです。


この中に経営者や、経営者親族のことは、微塵もありません。
それどころか優先順位の5で申し上げたように私財提供も含め
最大限の経営責任を果たさなければ成りません。


これを言い換えると

経営者はすべてを犠牲 = 経営者更迭・私財提供等 = 企業再生 = 雇用確保

この図式になります。


結局は  虎は死んでも皮残す となるのです。


中小企業とは経営者が「命」であって
多少できの悪い社長であったとしても
それに変わる人材はいないのです。

その 社長を外しては成り立たないと言うのが中小零細企業の宿命です。

ある種のコンプライアンス(法令順守)を考えたとき、

その会社の経営者の経営力がないから会社が困窮した = 経営者を更迭すればよい

という考えが浮かぶでしょうが、これは大企業・省庁・公務員的発想です。


つまり「親方日の丸」ということなのです。
中小零細企業は、その社長を外しては成り立たないと言うのが宿命です。

ここを多くの見識者や、法律家、関係省庁の役人が理解していないところです。
このことを含めながらある種、建前と実態を使い分けなければなりません。

次回以降、その具体策について記述します。

つづく

2014年06月04日

企業再生とは何か?その1

ここ数年、企業再生に関する執筆物や月刊誌
またNET上でも様々な情報が溢れています。

それらを読んでみますと様々な価値観や基準で記述されていて
ある程度「企業再生」に対して、知識の無い場合
何が正解で何が間違いなのかが定まらない
と言う混乱を招くと考えられます。


企業再生’を一言で言うと


1、 企業の事業収益構造を改善し収益を増加させ
2、 積もり積もった債務を債権者の合意を得ながら
  応分の時間をかけて返済する

と言う2点に極論されます。


‘企業再生’というと昨今書店で並んでいる書籍を見ますと
如何にして借金を「踏み倒すか」と言うように
債務者にとって「ずる賢く、有利に」できる様に書かれています。


しかし、そんな理屈を「まとも」に債権者に言ったところで
話にもならず失笑され、詐欺罪で訴えると脅かされるのがオチです。


本来、企業再生とは
債務者である企業が業績不振となり
お金を借りた債権者である銀行に返済が困難となった時に
債務者が債権者にとって「最大の金額を、最短の期間」で返済できる計画
債権者に提案し、実行すると言うことなのです。


企業再生 = 債債権者にとって最大金額の返済を最短の時間で


これが債権者から見た企業再生の定義なのです。
中小零細企業を立ち直させる為ではなく
あくまでも貸した金を如何に多く早く回収するかが
第一義であってその結果として企業が立ち直ればいい
と言うことなのです。

債権者(銀行)の最大金額を
    最短時間で回収する   >   債務者(中小零細企業)の再生

法の番人である弁護士や公認会計士に相談し
再生スキームを考えた場合
彼らは債権者と債務者に不公平が無いように
完全に中立な立場で物事を考え進めます。

言い換えるとコンプライアンス(法令順守)重視です。

言ってみれば当たり前であり
いわゆる「借りた金は返すな」的な発想は
微塵もありませんし、本来許される訳がありません。


では中小企業の再生は
コンプライアンス(法令順守)の上には成り立たないのでしょうか?

そんなことはありません。

次回につづく

 

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