企業再生レポート
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2015年01月23日

経営危機の回避法とは?その6

B経費を削減する−その2

わたしが何を言いたいかというと
「中小企業は利益が薄く、
毎期毎期薄氷の上を歩いているようなものだ」 

ということです。


ですから、 月次決算において

売上−原価−経費=利益

これは絶対に黒字をキープしなければならないという事です。


しかしながら、
長年勤めていただいた社員を切ることは難しいですし、
経費もそう簡単に減るものではありません。


私も以前に会社を経営していたとき
コピーを出来るだけしないようにするとか、
もちろん明るければ照明をつけない、
夏でもエアコンをつけない、
終いには社員の机の中を開けて余ったボールペンを集めて予備にし、
注文しないようにしたりと、したものでした。

場当たりの対処ばかりしていますと
社長自身と社員のモチベーションを下げ、
加速をつけて負のスパイラルに落ち込みます。


以前テレビで見たのですが、
国内のある自動車会社では、
全社をあげてカラーコピーが禁止になり、
何十何百台ものコピー機が、
搬出され白黒専用機に交換されている番組をみました。

たしかにカラーと白黒では、
30円に対し3円と10倍ほどの差はありますが、
あれは会社として社員に対するパフォーマンス的要素の意味合いが
大きかったのではないかと思います。


経費を削ると思うから「厳しい、しんどい、辛い」のです。

逆転の発想をしましょう。

つまり、
経費とは節約するものではなく、
利益を増やすものという発想
です。


利益=売上−原価−経費

利益とは上記の算式です。

(−経費)=(利益を増やす)という発想が必要です。


次回に続く

2015年01月16日

経営危機の回避法とは?その5

B経費を削減する

ここで皆さんよくご存知の経費削減です。
いわゆる人員解雇であったり、諸々の節約です。


私も経験上、売上減少時にはよく取り組みました。
それぞれの会社の社長のキャラクターによって
その優先順位は違います。


人員カット、経費削減、その他あれこれとあります。
しかし中小零細企業の場合、同時多発的に取り組みます
なぜなら一般的に中小企業の方が自己資本比率が低く
言い換えると余剰資金が少ないためです。 

つまり支出を抑えるのは、早いほどよいという事です。
(そんなこと言われなくても分かっていると、
皆様にお叱りを受けるかもしれませんが、、、、、、、)


普通の中小企業の場合(業種にもよりますが)
税前の利益は、私の考える尺度では5パーセント程度では
ないかと思います。


例をあげて説明すると、

A社−通常時
年商10億円
粗利益(売上−原価)2億円  粗利益率20%
税前利益5000万円

ということは、

経費が1億5000万円

という事になります。

1億5000万円の経費は月々1250万円です

A社−困窮時
年商7億5000万円(25%の減少)
粗利益(売上−原価)1億5000万円 
粗利益率20%(苦しいときは更に下がる)
経費が1億5000万円とすると
税前利益は0円

という結果になり、
もしも利益率も下がると赤字は避けようがありません。


こんな非常に簡単な算式ですが、
私が何を言いたいかというと日本の中小企業は、
好況時でもそんなに大儲けはしていないということです。


普通、10%も税前利益が上がると
大抵の社長さんは節税に必死になり、
損金算入の多い保険を組んだり、
車を買い換えたりと必死です。

それが証拠に私が今までご相談を受けた企業の決算書で
自己資本を厚く積んでいる会社はめったにありませんでした。
(個人で積み上げていればまだましですが)


次回に続く

2015年01月09日

経営危機の回避法とは?その4

A 「原価を下げる」を考えます。

もちろん原価(ここで言う意味は仕入れ原価です)は、
安いにこした事はありません。

いわゆるコストカットです。


数年前、
経営危機に直面した日産に迎え入れられたカルロスゴーンは、
それまでの系列という商習慣をぶち壊して
大きな原価軽減を実現し、
その他の施策とあいまって日産の再生に活躍しましたが、
よく聞く話で「あれはゴーンが、外人だから出来た」
今までの日本人の社長ではなしえてないという事を聞きます。


しかし、あなたの会社のことであるなら、
社長であるあなたがゴーンにならなければならない のです。

もちろん協業協力会社とは、
敵対せず共存共栄の精神で望むべきでしょう。
これはいささかの間違いもありません。

しかしあなたの会社が倒産し
買掛金が未払いになり、仕入先にとって大事な顧客が、
この時代に一つなくなるというのは、
どんな大きな痛手でしょうか?

これは生存をかけた生き残り戦略の一部です。

あなたは振り返って、
そこまでの気概で仕入れ交渉をしているでしょうか?
一度取引先に仕入原価を教えるように言ってみてください。


本当に見せる取引先の担当者はいないと思いますが、
そのときの態度や言動で察しがつくものです。
それくらい真剣に取り組めば相手に今以上の思いは伝わるはずです。

自社が生き残り、相手企業にとって末永い取引先であるなら、
それが最大の愛情をもった商人魂です。

次回に続く

 

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