企業再生レポート
資金調達.com企業再生sell&leaseback企業再生 中小企業再生の緊急救命室

2017年01月30日

永続する中小企業とは?再生時の社長の考え方についてその3(正義)

企業再生のシチュエーション=場面

想像してみてください。

その会社(A社)の社長はあなたです。

そして、資金繰りに困窮し
知り合いの弁護士やターンアラウンダーに相談しています。


起こった事を時間列で早い順から箇条書きにしてみます。

1、知り合いの弁護士やターンアラウンダーに相談した。

       ▼

2、再生スキーム(計画)を考える。

       ▼

3、A社の事業と債務を切り離す方向で
  再生を図ることにした。

       ▼

4、A社の事業を引き継ぐために
  事業譲渡を受ける会社をB社として設立させる。

       ▼

5、B社の社長はA社の幹部にした。

       ▼

6、A社からB社への事業譲渡対価を弁護士や
  ターンアラウンダーと相談し彼らの知り合いの
  公認会計士で算定したが、たいした額ではなかった。

       ▼

7、A社の社長と弁護士、ターンアラウンダーと
  公認会計士と共に債権者(銀行)に訪問し

  A社→B社への事業譲渡を説明し
  A社からは、資産の売却による代金
  A社→B社への事業譲渡対価等
  最大限の返済をすることを約束した。

       ▼

8、B社を再生会社として運営することとしているが
  当初運転資金の必要はいらない予定であったが
  売り上げ減少により運転資金が必要となった。

       ▼

9、B社は新設会社であるため金融機関からの借入は難しい
  B社の関係者のなかでまとまった資金を持った人はいなかった。

       ▼

10、A社の社長は「隠し資産」を持っていたが
  弁護士の意見で法令違反になるといわれ、
  弁護士の紹介でスポンサーとしてのC社を紹介され
  運転資金を資本金として出資してもらった。

       ▼

11、B社がスタートしてA社の元社長もB社の一般社員という建前で
  今まで通り経営者をやっていた。
  ある種、企業再生が成功した気がしていた。
  後は、B社の業績がよければ企業再生は成功だと思っていた。

       ▼

12、それから数ヶ月してC社から
  臨時株主総会開催の提案があった。

       ▼

13、行われた株主総会の決議で、
  B社の社長は、一般社員に降格され
  B社の新社長は、C社の幹部に変更された。

       ▼

14、A社の元社長もB社の一般社員という建前で
 今まで通り経営者をやっていたが、
  B社の新社長であるC社の幹部から退職を迫られている。


ある一面では
この会社の企業再生は大失敗ですが、
A社の元社長の利害を考慮しなければ、大成功になります


次回は
何が間違っていたか?
何が正しかったか?について
考察して行きます。


つづく

2017年01月10日

永続する中小企業とは?オリジナリティーその2

あおけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

前回、オリジナリティーについて
矢沢氏の例を引用して書きましたが、
今回はもう少し掘り込みたいと思います。

今の経済状況が、
もしも右肩上がりならこんな「オリジナリティ」と言うことは、
考える必要がありません。

なぜなら、
生産にしろ、
販売にしろ、
企画にしろ、
何をとっても一番の会社が勝つからです。

例えば、販売なら一番の販売力、
小売店なら一番の品数、販売店面積、
生産なら文字通り生産高、生産コスト、などなど、
言ってみれば一昔前の(といっても20年前ぐらいですが)
スーパーのダイエーや、百貨店のそごうのようなものです。

右肩上がりの時代は一番大きい者が勝ち、
それはどの業界でも同様でした。

しかしこれが逆の右肩下がりの時代になると
その一番大きい者が一番早く絶滅するということです。

その証拠にダイエーもそごうも屋号はあるものの
資本や経営陣はまったくの別会社になっています。
ですから、
今の時代、中小企業はある意味でチャンスなのです。
答えも実にシンプルです。

* 他社に無い何かがあるかどうか *
全ては上記にかかっています。

ひとつ例を挙げます。
もしもあなたが動物園を経営していると仮定してください。
それは、
かなりド田舎の規模も小さく不便なところにある動物園です。

もしもそんな動物園に
「双頭の鷹」がいたならどうでしょうか?

世界各国から来園者の大津波となるでしょう。


これは、すこし現実離れしていますが、

こんな発想です。

たとえば、
パンダと記念撮影できる、
コアラを抱っこできる、
虎に馬乗りできる、
象の鼻と腕相撲できる、
こんな発想(人が考えないこと)です。

逆に、
牛の乳を搾れる、
ウサギを触れる、
ヤギにえさを与えられる、
こうなると何の驚きも無くどこでもやっていることです。


要は、
「ひとのやらないことをやる」であって
「人がもっているものを自分ももつ」とは絶対にちがうのです。


「もしもあなたの経営する動物園に
「双頭の鷹」がいたなら」をイメージしてください。
勝つキーワードは「他にないもの」「だれもやってないこと」です。

 

Copyright c 2008 アドバンスパートナーズ All Rights Reserved Powered by geniusweb